パスポート
海外旅行に行くには、まずパスポート(旅券)を準備することから始まります。
外国にあって、国籍、氏名、年齢など自分が何者であるかを証明できる唯一の手段です。
イミグレーション ( 入出国審査 ) での提示が必要ですし、滞在中に事件に巻き込まれた場合など提示を求められることもあります。
まずはパスポートを準備しないと日本から出国できないですから、誰もが準備を必要とするものになります。
すでにパスポートを持たれている方でも、インドネシア・バリ島への入国は
パスポートの有効期間が6ヶ月以上残っていること
パスポートの査証 ( ビザ ) 欄に見開き2ページ以上の空白ページがあること
という条件がありますので必ずチェックをお忘れなく。
パスポートの基本情報
パスポートは1人1冊必要です。年齢は関係なく 0歳の赤ちゃんでも1冊必要です。
20歳以上の人は パスポートの有効期間 5年または10年 を選択できます。
各都道府県の申請窓口で申請します。
詳しくは次のページ パスポートの申請 をご覧下さい。
新しい IC パスポート
2006年3月から新しいICタイプのパスポート(旅券)になっています。
パスポートの偽変造が難しくなるよう新たな工夫も施され、一番の特徴は IC(集積回路)を搭載し、名前や生年月日などの旅券面の身分事項のほか顔写真も電磁的に記録されています。これにより日本のイミグレーションでの手続きがスピードアップされています。
ただ、ICは電子部品ですので、強い衝撃を加えたり、高温の場所や磁気の強い場所に保管したりしないよう取り扱いには注意してください。
パスポートの切替申請
すでに持っているパスポートの残存有効期間が1年未満になったら、いつでも切替申請することができます。インドネシア・バリ島への入国は 有効期間が6ヶ月以上残っていることが条件となりますが、同様の規定を持つ国は多いので渡航先の残存有効期間を調べて、早めに切替申請を行いましょう。
切替申請は、戸籍謄本又は抄本が必要ない (記載事項に変更のあった場合は必要) 以外は、手数料を含め新規申請と手続きは同じです。
現在使用しているパスポートは受領時に返納する必要があり、記念になど手元に残しておきたい場合は 失効処理 (void) にしてもらわないと新しいパスポートを受け取ることはできません。 (パスポートの二重発給ができないためです)
また、残存有効期間は新しい旅券の有効期間には加算されない ので注意してください。
査証(ビザ)欄の増補
10年有効のパスポートには44ページ、5年有効のパスポートには28ぺージの「査証(ビザ)欄」がありますが (ICパスポートの場合)、ここには入出国のスタンプが押されたり 取得したビザの貼付に使用されます。
何度も海外に出かけ この査証 ( ビザ ) 欄に空きがなくなった場合は、新規申請を行うか 「 査証欄の増補 」 を申請することができます。
査証欄の増補とは、パスポート1冊につき1回限り申請することができ、手数料は2,500円で40ページ査証欄が増えます。
海外でパスポートを紛失したら
紛失又は盗難の届出証明書(警察に行って申請します)と写真を持って日本大使館又は総領事館で再発給してもらいます。
万が一のことですが、写真は ( 余分があるなら ) 持って行った方がいいですね。
また、旅券番号が必要になりますのでパスポートの顔写真のあるページをコピーして財布などとは別の所に保管しておくと間違いありませんね。
パスポートの注意点
パスポートの保護のためビニールのケースに入れている人もいるでしょう。
これは 日本国内のイミグレーション ( 入出国審査 )でも ケースを取り外すよう注意されていますが、海外でも同様ですので入出国時には事前に取り外しておいた方が無難です。
また、ご自分のものに特徴を出すためでしょう プリクラのシールなどを貼っている人もいるようですが、無用なトラブルを避けるためにも パスポートには何も手を加えないで下さい。
パスポートに所持人が記入を許されているのは、裏表紙にある 所持人記入欄 だけです。査証( ビザ )欄に、これまでの旅行の履歴や子供のいたずら書きがあったために入国を拒否されたケースもあるので注意してください。
パスポートを保管する時には、ラミネートが変色する場合があるので 防虫剤と一緒 にしまわないように注意喚起がでています。