バビ・グリンを食べよう
バリ料理の代表と言えば 「 ナシ チャンプル 」 と 「 バビ グリン 」 と言っていいでしょう。
一つのお皿にご飯とおかずを盛り合わせた 「 ナシ チャンプル 」 そしてお祭りや祝い事にはかかせない豚の丸焼き 「 バビ グリン 」 。この2つの料理はバリの人達にとってなくてはならないバリの代表料理なのです。
インドネシア人の多くはイスラム教徒。イスラム教では豚は不浄なものとされ食用が禁じられています。しかしバリ人の多くはバリ・ヒンドゥー教徒。特に食べ物で禁忌はありません。牛は嫌いな人が多いようですが 豚は大好きです。
ここでご紹介するのは 「 バビ グリン 」 。
観光客として行動するとあまりお目にかかれない料理かもしれませんが、ワルン( 食堂 )として街のいたるところにあります。そしてバリの人達も大好きな豚の丸焼きは、祝い事でなくてもランチなどで食する人気料理なのです。
街の小さなワルンにはバリの人達が行列して安くてスパイシーなバビ グリンを食する姿が見られます。ナシ・チャンプルのように、ご飯の上にパリパリの皮やジューシーな肉、いろいろな部位がのせられています。
ローカルの人ではない観光客や在住者にもその味に虜になる人が多いバビ グリン。
スパイシーなその味を一度試してみませんか?
バビ グリンは何時間もかけて豚を丸焼きにする料理です。そのため観光客が訪れるレストランなどではあまりお目にかかれない料理になるわけです。
営業時間は、お昼前の10時くらいから用意した豚がなくなると閉店するお店がほとんど、ランチの少し早めの時間に行くといいでしょう。ローカルなお店は、日曜や祭日など行事がある日は閉店しています。
ローカルの人しか訪れないワルンでは味付けもバリの人に合わせてとてもスパイシーなことが多いので、初めての方は特に注意してください。赤い唐辛子はもちろん、緑色の野菜(ラワールというマメ科の野菜)も辛く味付けされていますので、少しずつ味を確かめながら食べるといいでしょう。
またドリンクにはビールやアクア( ミネラルウオーター )、コーラなども置かれていますが、スパイシーな味付けにはインドネシアの甘いジャワティーもよく合います。お好みで試してみてください。
日本語ガイドさんやバリで知り合ったバリのお友達もバビ グリンが大好きです。お願いして彼らが通うワルンに連れて行ってもらうのも一つの方法です。ローカルなワルンでは日本語はもちろん英語も通じないお店が多いものです。事前に食事代を預けておいて注文から支払いまですべてお願いするのがいいでしょう。一人前は1万~3万ルピアほど、それほど高い金額ではありませんから「いっしょに食事を」と誘ってガイドさんの食事代も払ってあげましょう。きっと楽しいランチになると思います。
<ご注意>
このコーナー「バビ グリンを食べよう」でご紹介しているワルンは、バリ島在住者ではない当サイトの日本人スタッフが実際に食べて感想を書いておりますが、その内容や食事の安全性を保証するものではありません。
皆様もご存知のように海外 ( 特にアジア ) のローカルな場所での食事には細心の注意を払う必要があります。ご自分の判断で衛生状態などを考慮し、楽しいお食事になることを願っております。