バリ田舎一人旅
タバナンにある、とあるホテル。ここはバリの人達にとっても瞑想の地であるらしい。海に面した小高い丘にあり、周りはライステラスに囲まれている。
到着した夜は ( 嵐とまではいかないけれど ) ちょっとした暴風雨 ( 風が強い土地らしく木々は斜めになっている ) しかし、ここでは特別強い風ではないらしい。
車で30分以上走らないとホテル以外には何もない所なので、もちろん夕食もホテルのレストラン ( 屋根があるだけのオープンエアー ) 横殴りの雨が飲み物や料理にも遠慮なく降りこんでくるので早く食べないと味がどんどん薄くなる。お皿が飛んじゃうような強い風じゃないけれど油断していると軽いパンはコロコロと床を転がる。
ウエイトレスも慣れたものらしく 「 今日は風が強いね 」 と笑顔で給仕を続けているし、ハハハ...笑うしかないよね。
バンガロー10棟の小さなホテル。この日のゲストは私 ( くまりん旦那一人 ) と 「 瞑想に来た 」 と言うヨーロッパらしい男性二人、日本人女性二人の計3組。
日本人女性がこのホテルについた日はバスタブの中で大蛇?がお昼寝をしていたらしい。私もクローゼットに荷物を整理しようと引出しを開けたら大ネズミが飛び出してきた。
ライステラスの近くを散歩しているとスタッフが 「 田んぼの中は入らないでね毒蛇がいるから 」 と笑顔で言う。
バリは自然がいっぱい...と思っていたけれど、まだまだ甘かった。
ボーっと景色を眺め、少しウトウトして ( 朝からビールも飲んで ) 本を読んで、散歩して...それの繰り返し。
聞こえるのは波の音と風の音だけ、自然の中で自分を見つめ直したい方にはお勧めの場所です。
なかなか良い体験をしました。日本で暮らしていて疲れた時なんかに 「 また行きたいなー 」 とふと思うことがあるけれど、たぶん行かないかな?
もっと自然に囲まれたホテルがあるらしいので ( ここ以上なの?想像もつかないけれど ) 3日だったら行くかもしれない。食事が一番困るんだけどね。